12階建ての年金
| 階層 | 内容 |
|---|---|
| 1階:国民年金 | 全国民共通の基礎年金 |
| 2階:厚生年金 | 会社員・公務員が上乗せで加入。報酬比例(報酬が高いほど多い) |
| 被保険者 | 適用事業所に使用される70歳未満の者など |
| 保険料 | 標準報酬月額・標準賞与額 × 保険料率で計算し労使折半 |
📌
厚生年金の加入者は同時に国民年金の第2号被保険者。基礎年金(国年)と報酬比例(厚年)を合わせて受給する2階建て構造。
2主な給付
| 給付 | 内容 |
|---|---|
| 老齢厚生年金 | 老齢基礎年金に上乗せ。報酬比例で計算 |
| 加給年金 | 一定の配偶者・子がいる場合の加算(家族手当的) |
| 障害厚生年金 | 障害等級1〜3級(国年は1・2級まで。3級は厚年のみ) |
| 遺族厚生年金 | 死亡したとき遺族へ。範囲は国年より広い |
| 在職老齢年金 | 働きながら受給する場合、賃金に応じて年金が調整される |
⚠️ 障害は厚年が1〜3級、国年が1〜2級という違いが頻出。額・調整基準は毎年改定。
標準報酬・在職老齢・年金分割
| 用語 | 内容 |
|---|---|
| 標準報酬月額・標準賞与額 | 保険料・年金額の計算基礎。賞与にも保険料がかかる |
| 在職老齢年金 | 働きながら受給する場合、賃金+年金が一定額を超えると年金が一部または全部停止 |
| 離婚時の年金分割 | 婚姻期間中の厚生年金記録を当事者間で分割できる |
| 加給年金 | 受給者に生計を維持される配偶者・子がいる場合の加算 |
📌
在職老齢年金は「働くと年金が減ることがある」しくみ。標準報酬は健保と共通の考え方(賞与にも保険料)。
3理解度チェック
Q1. 厚生年金の年金額の特徴は?
Q2. 障害厚生年金の対象となる障害等級は?
Q3. 厚生年金の加入者は国民年金では何号被保険者?
Q4. 働きながら受給する際に年金額が調整される仕組みは?
Q5. 厚生年金の保険料の負担は?
4じっくり理解
かみ砕くと?
厚生年金は「会社員・公務員が上乗せで入る“2階部分”」。給料が高い人ほど多くもらえる(報酬比例)のが、全員一律の国民年金(1階)との違いです。
具体例で見る(在職老齢年金)
65歳以降も働いて、給料+年金が一定の基準額を超えると、年金の一部(または全部)が止まるしくみ。「働くと年金が減ることがある」のはこの制度のため。
📌
覚え方/ひっかけ:障害等級は「国民年金=1〜2級」「厚生年金=1〜3級」。3級は厚年だけにある、と覚える。
⚠️ つまずき:厚生年金の加入者は、自動的に国民年金の第2号被保険者でもある。だから将来は基礎年金(1階)+厚生年金(2階)の2階建てで受け取る。両者は別物ではなく重なっている。
5まとめ
3行でおさらい
① 年金は2階建て。1階=基礎年金(国年)、2階=報酬比例(厚年)。保険料は労使折半。
② 給付は老齢・障害(1〜3級)・遺族厚生年金、加給年金、在職老齢年金。
③ 厚年加入者は国年の第2号。障害等級の範囲の違いに注意。